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2014.09.28旅記

2014 イングランドと本屋巡り

買付け旅。

アンティーク雑貨を求めて北へ南へ移動すると、街ごとにかならずと言っていいほど「本屋」がある。

本屋以外のだいたいの店が17時前になるとその日の営業を終えて閉店作業をしている。(夕飯の準備か、呑みに行くのか、、)

10分前でもなれば、店スタッフが口で伝えてくる。(ホタルノヒカリ的)

「5 minutes !」

しかし本屋はそれ以上の時間も営業している場合がある。

だから17時までで強制終了させられる仕事の日でも楽しみのひとつになる。


この日はケントでの仕事を終えて、宿泊先のあるロチェスターの本屋へ。

裏通りの小道沿いにある「CITY BOOKS」

本と瓶を扱うお店。

ここには男か女か分からない容姿の店主がいる。

”ムスッ”とした感じでカウンターの中で本を読んでいるが、

「これいくら?」と声を掛けると笑顔になって ” とても低い声 ” で値段と内容を教えてくれる。

声は男性だが、スカートをはいている。

地下へ降りると少しカビ臭い空気が漂う。

がしかし、階段脇のスペースの奥に古いペーパーの山があった。

ここでの戦利品は フランクパターソンの絵 。

ここは地下を掘るといいものに出会えるお店。

北へ140マイル。ノーフォークの目的地へ向かう途中、本屋を見つけたので寄ってみる。

「Old Station Pottery & Bookshop」

ここは本と陶器のお店。奥に焼き場があってどうも此所で作っているらしい。

ただ奥へ進めど、しばらく本を漁ろうが、そういえば人が居ない。。

さらに進むと庭らしき場所がある。

そこで夫婦仲良く読書をしているのが店主。

「やあ」

その一言だけ言われて、また読書をはじめている。

ここは自由放漫な店。

「Cheshire Book Centre」

チェシャーにある膨大な量を持つ本屋。

隣にキャンプ場があって自然に囲まれた中にある。

ジャンルが豊富だから' 楽 ' な店なのかもしれない。

個人的にはここの本はあんまり' 響かない ' 。

だけどここにあるポストカードが欲しくて、ついリピートしてしまう。

数十マイルも走り、1ポンドのカードのために来る。

グロスターからの帰り道。

トゥックスベリーの街で見つけた店。

「Cornel Books」

古い地図が沢山おいてある。

ここは細い通りに本がぎっしり。

なので立ち読みしてるとすれ違う度に

「すいません」

と言葉を交わす。

人情味のある本屋。



どこの店も表情がちがう。

ただいずれも、とても楽しい。


katayama

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