何度も着たくなるような、ファクトリーのお洋服
2023.03.24Wear
先日の心地よい晴れ日、近くの幾久公園を撮影がてらスタッフたちと散歩に。
幼児たちが走り回る姿や家族で遊ぶ光景。
マスクなく表情が全て見える以前のような時間が、なんだかとっても心地良くて。。
この3年、とりあえずはお疲れ様でしたと大きく深呼吸。
またここから!と色んなことを考えながら歩を進めていきます。

20度前後の気温が当たり前になってきたこの頃。
綿の素材に包まれながら、なんならカットソー1枚でも通用しそうな日中ですが、
この時期になると私はいつもコットンニットを手にしてイメージを作ったりします。

これまで色んなコットンニットを見て着用してきて、以前からずっとベルカルテへ連れてきたかったニットメーカーがあります。
栃木の老舗「FACTORY」ファクトリー。
品物を手に取った時に感じた本当の意味での優しさ、質感。
パターン、縫製、原料も糸から自社生産してお洋服を作るこだわり。
聞けば聞くほど興味深いストーリー性に、とても興味を持っていました。
当時ミシンをさわっていた代表の野村さん。
最初は知人に頼まれた一枚のセミオーダーシャツを作ることが始まりだったそうです。
なんでもそうですが、ものつくりをしていくと生地品質、縫製技術をより上のものへと求めたくなるもの。
その中でコストで断念して妥協したものになる場合もあるし、とにかくいい品質を求めてハイクラスにする場合もあるでしょう。
ただ作る過程で自身で生地や材料を作ろう、というのはなかなかな発想。
やろうと思ってもそう簡単にできることではないと思うんです。
生地の追求で当時インドやベトナム、ネパールまで足を運び自身の手で感じたことを大切にする。
この感覚、私は大好物です。

この春に紹介をする、まずコットンのニットセーター。
ファクトリーが使う綿素材は、南米ペルーのコットン。
乾燥地帯の土地柄、そこで出来上がる綿花は吸水性と保湿力を高くもった素材になるそうです。
それは肌にしっとりと馴染み、ストレスなく優しく包んでくれるお洋服へとなっていきます。
いろいろお話を聞いているともうね、洋服メーカーというより食材を育てる農家さんのように思えてきました笑
洋服を着用して過ごすことが多い私たちですから当然思うことなんですが、それを形にしている彼ら。
快適なものにするために、時間も距離も惜しまず取り組んでいるメーカーなんですね。

ポカポカと暖かな時間、
一枚で快適に過ごせそうな7分袖丈の一枚。

広すぎず狭すぎず、空き具合が程よい首回り。
ベーシックな中に、アームの少しのバルーン型が様になる形。
ローゲージニットだからこそ、広がったままではなくて柔らかく落ち着くドレープ感がとてもいいです。

カラーは3色。
ブラウン、ライトグレー、ネイビー

カットソー、ブラウス、それから毎年使えるベーシックなコットンニットセーターをラインナップに。

FACTORY コットンバルーンスリーブセーター
Japan
¥15,400 (14,000)

そしてもうひと型はリネン素材の一枚。

少し光沢を感じる薄手のフランスリネンを使用。

さっぱりと清涼感を感じるシンプルな形は、様々なボトムスと相性良くオンにもオフにも使える一枚だと思います。
身幅はゆったりとしていますが、落ち感のある生地のおかげでスッキリとした印象でとても春らしい。
透明感のある透け感が上品で、暑くなればなるほど肌離れの良さを感じ快適に着ていただけます。

デコルテラインを綺麗に見せてくれるボートネックデザインは女性らしく。

ドロップショルダーとこの素材は抜群の合わせ。
とてもしっとりした表情。

FACTORY フランスリネンワイドセーター
Japan
¥16,500 (15,000)

いい素材としっかりとした作りのある洋服。
いつしか自分の形へ変化して、何度も何度も着たくなるような
そんな一着であって欲しいと思います。
katayama
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