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フィリグリージュエリーで涼やかな気分

2025.07.27Accessory

*この記事は「暮らしとおしゃれの編集室」おしゃれさんコーディネートに掲載しているコラムです


ついに真夏のピークがやってきましたね!

暑さもいよいよ折り返し…!というところでしょうか。

それにしても暑い。暑い話題はもう飽きた、、と思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、とにかく暑い。

店頭でも、日々そんな会話が続いています。

まずは、とにかくラクに過ごせる格好が一番、というところが最優先。

でもやっぱり、素敵さもプラスしていきたいというところがポイント。

さっぱりラフすぎる雰囲気はぼんやりするし、決めすぎるのもなんだか暑い気がするし。

お洒落とは、日常生活と擦り合わせしながら“これだ”というところを探す旅なのかもしれないなと思っています。

さて、この猛暑酷暑の中で、無理なくさらりとお洒落をどう楽しむか。

あっさりした装いが増えるこの季節、洋服はもちろん、帽子、バッグ、靴、時計、ジュエリーなど、

組み合わせ次第で2倍3倍楽しめたら嬉しいものです。

そんな様々なアイテムの中で、今日は涼やかなシルバーのアンティークフィリグリージュエリーをセレクト。

そっとプラスして楽しみたいと思います。



アンティークレースのように繊細で美しいフィリグリージュエリー。

金や銀を糸のように細くしたものを手作業で巻いたり、ねじったり、プレートにロウ付けしたりして作り出す、

繊細な金銀細工の技法の一つです。

アンティークならではの職人技が光るジュエリーで、なんと5000年以上もの古い歴史があります。



さっと素肌に乗せたのは、ペイズリーリーフのような細やかな装飾が爽やかなネックレス。





850 Silver Filigree Necklace 

1920-30年 ITARY

¥16,280(14,800)

約100年前にイタリアで作られた850シルバーのフィリグリー。

繊細さやデザイン性の高さに思わずうっとり。なんとも心奪われる美しさ…!



シルバーはクールで涼やかに見える分、スタイリッシュでかっこいい印象が強くなってしまうことがあるのですが、

フィリグリーの柔らかい女性らしい雰囲気は、主張し過ぎず、さりげないバランス。



硫化してくすんだ雰囲気も、落ち着きのあるスタイルにぴったり。

Vラインが抜け感のあるリネンワンピースと、小ぶりなレザーバッグ、軽やかなレザートングサンダルと。

シックに決めたい日は、重めのトーンでまとめて、一点プラスするだけでもいいですね。全体がグッと引き締まります。



ある日はシンプルなトップスに合わせて。



レースのようなフィリグリーは、ネックレスなのに重ね着したような奥行きが出て、一気に深みのある印象に。

スッキリとフラットなTシャツが多くなる季節、雰囲気を作りたくても暑くて重ね着は出来ないというときにも重宝します。



急な用事も、日常のワンツーコーデにプラスするだけで素敵度アップ。

顔周りを華やかにしてくれるネックレスは、そんなときにも迷いなく身に付けられる嬉しいアイテムです。



さて、素肌が見える季節に引き締め役となってくれるのはブレスレット。



835 Silver Filigree Bracelet

1960's GERMANY

¥17,600(16,000)

1960年にドイツで作られた835シルバーのフィリグリーブレスレット。

存在感のある太さですが、荒めのワイヤーワークが軽やかに魅せてくれます。



スクエアのフレームの格好良さと、はっきりと映る曲線の優美さ。

さりげなくも唯一無二さが光り、これさえあれば肌みせも怖くない!と言っても過言ではないアイテム。



淡いカラーのリネンワンピースに透け感のあるラミーカーディガン、ラフィアのバッグで夏らしさ満開のスタイル。

目線はグッと手元に。

凛としたシャープさが、なんとも品のある雰囲気を作ってくれます。





陽が透ける様子も美しく、まさに夏を味方にするデザイン。





室内の静けさもまた素敵です。長袖に重ねると、よりさりげない印象に。

太陽の下で、快適な室内で、いろんな表情を見せてくれます。



ある日は、ちょっとした外出。

ベルギー軍のミリタリーパンツにヴィンテージのフレンチナイトシャツ。

動きやすさ重視の実用的な装いは、いつもの日常着。そんなときも、さっとブレスレットをつけるだけで雰囲気を変えてくれます。



他にはこんなブレスレットも。同じフィリグリーでも雰囲気が変わりますね。

手元のジュエリーは、自分でもよく見える場所。お気に入りが一つあるだけで、気分が上がります。



さらに、楽しいのはブローチ!



Filigree Flower Brooch

1960's GERMANY

¥7,150(6,500)

こちらも1960年にドイツで作られたもの。

緩急のあるワイヤーワークが凛とした印象のフラワーモチーフで、整った様子はまるで標本を眺めているような美しさ。



手元や顔周りに色々あると動きづらい日は、ブローチに頼ります。



いつものスタイルをさらに品よく決めたい日。胸元にひとつあるだけで、しっとりした雰囲気に。



家仕事をしてから出かける日も。家ではTシャツ、出かけるときは上からカーディガンを羽織って。

そのままでもいいけれど、ほんの少し遊び心。カーディガンにそっとブローチを。



一見エレガントに見えるこのブローチも、カジュアルな装いに馴染みが良いところが大きな魅力。

ベージュに統一したTシャツとカーディガン、それからシルバーのフィリグリー。良いグラデーションなのです。



さて、お出かけにももちろん大活躍します。



ギンガムチェックの元気なリネンワンピースに、涼やかなアクセント。

シルバーのワントーンは、柄のある洋服とも相性抜群です。

デザイン性は高くても、柄の中では控えめに落ち着いてくれるのがフィリグリーのまた大きな魅力。

そして、見た目だけでなく、付けやすさとしてもリネン地とブローチは相性がいいのです。

ほかの生地よりもブローチの穴が目立ちにくいので、好きな場所に気軽に付けられるところが嬉しい。



今日は帽子につけようかな、なんて、いろんな場所にアレンジしたくなるのもブローチの楽しさです。



日常の中にあるお気に入り。毎日つけられるようなアイテムなら、より嬉しいもの。

これからまだまだ暑い日が続きますが、あれこれ工夫をしながらワクワクと楽しんでいきましょう。


yuka

category : Accessory